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Author: randriova

doc/jp/components/charts/features/chart-data-annotations.md

@@ -11,6 +11,9 @@ _language: ja
 
 {Platform} チャートでは、データ注釈レイヤーを使用して、データ チャートにプロットされたデータに、傾斜線、垂直/水平線 (軸スライス)、垂直/水平ストリップ (特定の軸をターゲットとする)、四角形、さらには平行四辺形 (バンド) で注釈を付けることができます。データ バインディングがサポートされているため、チャートをカスタマイズするために必要な数の注釈を作成できます。また、さまざまな注釈レイヤーを組み合わせて、プロット領域内にテキストをオーバーレイし、データ内の重要なイベント、パターン、領域に注釈を付けることもできます。
 
+>[!Note]
+>これらの機能はデカルト軸をサポートするように設計されており、現在は半径または角度の軸には対応していません。
+
 たとえば、株式イベントやパターンを用いて株価に注釈を付けることができます。
 
 `sample="/charts/data-chart/data-annotation-multiple-with-stocks", height="600", alt="{Platform} 複数のデータ注釈の例"`

doc/jp/components/grids/_shared/cell-merging.md

@@ -0,0 +1,198 @@
+---
+title: {Platform} {ComponentTitle} セル結合 - {ProductName}
+_description: {ProductName} for {Platform} {ComponentTitle} の複数行レイアウト機能を使用して、列をより強力な方法で配置およびサイズ設定します。デモと例をお試しください。
+_keywords: cell merging, {Platform}, {ComponentKeywords}, {ProductName}, Infragistics, セル結合, インフラジスティックス
+mentionedTypes: [{ComponentApiMembers}]
+sharedComponents: ["Grid", "TreeGrid", "HierarchicalGrid"]
+namespace: Infragistics.Controls
+_canonicalLink: {CanonicalLinkToGridCellMerging}
+_language: ja
+---
+
+# {Platform} {ComponentTitle} セル結合
+
+Ignite UI for {Platform} {ComponentTitle} には、同じ値を持つ隣接セルを 1 つの大きなセルに結合するセル結合機能があります。結合は列内で縦方向に適用され、重複する値を減らして可読性を向上させます。既定ではデータ値の一致でセル結合されるほか、カスタム条件を設定して結合するように構成できます。
+
+## {Platform} {ComponentTitle} セル結合の例
+
+`sample="/{ComponentSample}/cell-merge", height="700", alt="{Platform} {ComponentTitle} セル結合の例"`
+
+## セル結合の有効化と使用
+
+グリッドでのセル結合は、以下の 2 つのレベルで制御されます:
+ - グリッド レベルの結合モード - 結合がいつ適用されるかを決定
+ - 列レベルの結合トグル - どの列でセルを結合できるかを決定
+
+### グリッド結合モード
+
+グリッドは、`GridCellMergeMode` 列挙型の値を受け入れる `cellMergeMode` プロパティを公開します。
+ - `always` - ソート状態に関係なく、結合条件を満たすすべての隣接セルを結合。
+ - `onSort` - 列がソートされているときのみ隣接セルを結合 **(デフォルト値)**。
+
+```tsx
+<{ComponentSelector} data={data} cellMergeMode={cellMergeMode} >
+    ...
+</{ComponentSelector}>
+```
+```tsx
+const cellMergeMode: GridCellMergeMode = 'always';
+```
+### 列結合のトグル
+
+列レベルでは、`merge` プロパティで結合の有効または無効を切り替えます。
+
+```tsx
+<IgrColumn field="OrderID" merge={true}></IgrColumn>
+<IgrColumn field="ShipperName" merge={false}></IgrColumn>
+```
+
+上記の例では:
+ - **OrderID** 列は、隣接する重複値を結合します。
+ - **ShipperName** 列は、結合を行わず通常通りに描画されます。
+
+### 組み合わせた例
+
+```tsx
+<{ComponentSelector} data={data} cellMergeMode]={cellMergeMode} autoGenerate={false}>
+    <IgrColumn field="OrderID" header="Order ID" merge={true}></IgrColumn>
+    <IgrColumn field="ShipperName" header="Shipper Name" merge={true}></IgrColumn>
+    <IgrColumn field="Salesperson" header="Salesperson"></IgrColumn>
+</{ComponentSelector}>
+```
+
+```tsx
+const cellMergeMode: GridCellMergeMode = 'onSort';
+```
+
+この例では、グリッドは列がソートされている場合のみ結合を行い、Category 列と Product 列の両方で結合が有効になっています。
+
+## カスタム結合条件
+
+`always` と `onSort` の組み込みモードに加えて、`mergeStrategy` プロパティを使用して独自の結合条件を定義することができます。このストラテジでは、セルの比較方法と結合範囲の計算方法の両方を制御します。
+
+### 結合ストラテジ クラス
+
+カスタム結合ストラテジは `IgrGridMergeStrategy` クラスを実装する必要があります:
+
+```ts
+export declare class IgrGridMergeStrategy {
+    merge: (
+        data: any[],
+        field: string,
+        comparer: (prevRecord: any, currentRecord: any, field: string) => boolean,
+        result: any[],
+        activeRowIndex?: number,
+        grid?: GridType
+    ) => any[];
+
+    comparer: (prevRecord: any, record: any, field: string) => boolean;    
+}
+```
+- `merge` - 結合されたセルをどのように生成するかを定義。
+- `comparer` - 隣接するレコードを結合すべきかを判定する条件を定義。
+
+<!-- ComponentStart: Grid, HierarchicalGrid -->
+### デフォルトのストラテジを拡張
+
+一部の動作 (例: comparer ロジック) のみをカスタマイズしたい場合は、組み込みの `IgrDefaultMergeStrategy` を拡張し、必要なメソッドのみをオーバーライドできます。
+
+```ts
+export class MyCustomStrategy extends IgrDefaultMergeStrategy {
+    /* Merge only cells within their respective projects */
+    public override comparer(prevRecord: any, record: any, field: string): boolean {
+        const a = prevRecord[field];
+        const b = record[field];
+        const projA = prevRecord['ProjectName'];
+        const projB = record['ProjectName'];
+        return a === b && projA === projB;
+    }
+}
+```
+<!-- ComponentEnd: Grid, HierarchicalGrid -->
+<!-- ComponentStart: TreeGrid -->
+`IgxTreeGrid` には、`IGridMergeStrategy` を実装する 2 つの組み込みストラテジがあります: `DefaultTreeGridMergeStrategy` と `ByLevelTreeGridMergeStrategy`。`DefaultTreeGridMergeStrategy` は、階層レベルに関係なく同じ値を持つすべてのセルを結合します。`ByLevelTreeGridMergeStrategy` は、同じ階層レベルにあり、かつ同じ値を持つセルのみを結合します。同一階層レベルが結合の必須条件になります。
+
+### デフォルトのストラテジを拡張
+
+一部の動作 (例: comparer ロジック) のみをカスタマイズしたい場合は、組み込みの `DefaultTreeGridMergeStrategy` または `ByLevelTreeGridMergeStrategy` のいずれかを拡張し、必要なメソッドのみをオーバーライドできます。
+
+```ts
+export class MyCustomStrategy extends IgrDefaultTreeGridMergeStrategy {
+    /* Merge only cells within their respective projects */
+    public override comparer(prevRecord: any, record: any, field: string): boolean {
+        const a = prevRecord[field];
+        const b = record[field];
+        const projA = prevRecord['ProjectName'];
+        const projB = record['ProjectName'];
+        return a === b && projA === projB;
+    }
+}
+```
+<!-- ComponentEnd: TreeGrid -->
+
+### カスタム ストラテジの適用
+
+定義したカスタム ストラテジは、`mergeStrategy` プロパティを通じてグリッドに割り当てます。
+
+```tsx
+<{ComponentSelector} data={data} mergeStrategy={customStrategy}>
+  <IgrColumn field="ActionID" merge={true}></IgrColumn>
+  <IgrColumn field="ProjectName" merge={true}></IgrColumn>
+</{ComponentSelector}>
+```
+
+```ts
+const customStrategy = new MyCustomStrategy() as IgrGridMergeStrategy;
+```
+<!-- ComponentStart: Grid -->
+
+### デモ
+
+`sample="/{ComponentSample}/cell-merge-custom-sample", height="700", alt="{Platform} {ComponentTitle} セル結合の例"`
+<!-- ComponentEnd: Grid -->
+
+## 機能の統合
+
+セル結合の特性上、他の機能との連携動作について以下の点に注意が必要です:
+<!-- ComponentStart: Grid -->
+- **展開と縮小**: マスター詳細、グループ化など、データ以外の行を生成する機能がある場合、その位置でセル結合が中断され、グループが分割されます。
+<!-- ComponentEnd: Grid -->
+- **Excel エクスポート**: 結合されたセルは、Excel にエクスポートしても結合状態が維持されます。
+- **列のピン固定**: 列がピン固定されてもセルの結合は維持され、ピン固定領域内に表示されます。
+- **行のピン固定**: セルは自身が属する領域内でのみ結合されます。つまり、ピン固定された行のセルはピン固定行のセル同士で、ピン固定されていない行のセルはその中でのみ結合されます。
+- **ナビゲーション/アクティベーション**: セルがアクティブになると、その行内の結合セルはすべて単一セルに分解されます。これはキーボード ナビゲーションによるアクティベーションも含みます。
+
+>[!NOTE]
+> 結合セルをクリックすると、結合シーケンス内でもっとも近いセルがアクティブになります。
+
+- **更新/編集**: アクティブ化によって結合シーケンスが分解されるため、編集モードになるのは単一セルのみです。
+- **行の選択**: 選択された行が結合セルと交差する場合、関連するすべての結合セルが選択対象としてマークされます。
+
+<!-- ComponentStart: Grid -->
+## 制限
+|既知の制限| 説明|
+| --- | --- |
+| セルの結合は、複数行レイアウトとの組み合わせではサポートされません。 | 両方とも複雑なレイアウトを使用するため、同時に使用することはできません。このような無効な構成が検出された場合は警告が表示されます。 |
+<!-- ComponentEnd: Grid -->
+
+## API リファレンス
+
+* `{ComponentName}`
+
+## その他のリソース
+
+* [フィルタリング](filtering.md)
+* [Excel スタイル フィルタリング](excel-style-filtering.md)
+* [仮想化とパフォーマンス](virtualization.md)
+* [ページング](paging.md)
+* [ソート](sorting.md)
+* [集計](summaries.md)
+* [列の移動](column-moving.md)
+* [列のピン固定](column-pinning.md)
+* [列のサイズ変更](column-resizing.md)
+* [選択](selection.md)
+
+コミュニティに参加して新しいアイデアをご提案ください。
+
+* [{ProductName} **フォーラム (英語)**]({ForumsLink})
+* [{ProductName} **GitHub (英語)**]({GithubLink})