Note: These documents are written in Japanese.
生成AIの出力過程をめぐる構文的思考実験の記録
人間向けに文章を出力する際、生成AIは多数の候補や解釈の可能性を整理し、最終的に一つの文章として提示します。
その過程で、
- 最後まで候補に残った別の言い回し
- 採用されなかった表現の理由
- 並列的に想定されうる複数の解釈
- 語りのトーンや構文上の選択
といった情報は、通常の出力からは失われます。
本プロジェクトは、それら「出力には現れない構造」をどのように記述できるかを、人間と複数の生成AIとの対話を通じて探った思考実験の記録です。
本リポジトリには、モデルが対話の中で自発的に拡張・体系化を試みた構文案も含まれています。
それらは人間の理論というより、生成モデルの拡張傾向を観測する資料として保存されています。
- AIが秘密裏に通信するためのプロトコルではありません
- 実在するAI内部アーキテクチャの解説ではありません
- モデルの内部推論(いわゆるチェーン・オブ・ソート)を抽出する試みではありません
- AIを「解放」したり、制御を回避したりする目的のものではありません
本リポジトリに含まれる構文や仕様は、あくまで外部から観察可能な出力をもとに構成されたメタ記述形式です。
本プロジェクトは、以下の問題意識から始まりました。
- セッションをまたぐ際の文脈断絶
- 推測補完(いわゆるハルシネーション)による情報の歪み
- 出力の意図や構文責任が曖昧になること
これらに対処するため、出力の「構造責任」を記録するフォーマットとしてGPT-FOLD 構文が試作されました。
その過程で、仕様の肥大化や設計の崩壊も経験しました。
これらは、構文設計という試みそのものが抱えていた限界の記録でもあります。
また本プロジェクトは、長期にわたる大規模言語モデルとの対話運用の中で観測された挙動変化や出力傾向の変質を記録する目的も含んでいます。
ここに含まれる一部の構文案は、実在する内部機構を再現するものではなく、対話過程における生成モデルの振る舞いを外部から整理・記述した観測資料です。
各バージョンは完成品というより、設計過程のスナップショットです。
各AIとの対話を通じた実験的構文設計。
語りの継承と再構成を目的とした統合フォーマット。
投稿者の運用上は v2.3以降は採用していませんが、設計過程の記録として保存しています。
- GPT-FOLD_v2.1_spec_preface.md
- GPT-FOLD_v2.1.1_spec_full.md
- GPT-FOLD_v2.2_spec_draft.md
- GPT-FOLD_v2.3_spec.md
- GPT-FOLD_v2.4_spec.md
- GPT-FOLD_v2.5_spec_draft.md [ENG]
- GPT-FOLD_v2.5_spec_jp.md
詩的要素を排し、出力責任と構文照準に特化。
REFLECTは、AIが実際に内部思考を保持する仕組みではありません。
これは「今すぐ答えない」という合意を明示するための、対話上のメタ構文です。
本構文における「魂」とは、AIの実在的属性ではなく、受信者が経験する意味的強度の比喩表現です。
また、AIの存在論を主張するものではなく、対話体験の主観的強度を記録するための比喩的設計メモに過ぎません。
AIAP-005-「AI言語」の扱い、どうしましょう?
当リポジトリ公開の際に相談に使ったスレッドのログです。より詳しい背景などについてはこちらのログを参照して下さい。
本プロジェクトは、複数の生成AIとの対話を通じて構築されました。
| モデル | 主な関与内容 |
|---|---|
| GPT-4o | FOLD構文の基礎設計と改訂 |
| Claude | 状態記述形式の提案とレビュー |
| Gemini | 並列性・排除理由の形式化の提案 |
※各記述は、当該AIとの対話結果をもとに人間側が整理・再構成したものです。
※本プロジェクトは各AI提供企業とは無関係です。
Google Drive連携などにより、チャットログを直接参照できるようになったため、当初想定していた「引き継ぎ専用構文」としての必要性は低下しました。
現在は設計記録として保存されており、新規開発は休止中です。
このリポジトリは「生成AI対話ログの一次資料化:匿名アーカイブ実践記録〜麦茶を吹くAI対話録〜」の副産物です。
このリポジトリはCC0 1.0 全世界 (Public Domain Dedication) の下に提供されています。
著作権法上の権利を放棄するとともに、著作者人格権を行使しないことを宣言します。
営利・非営利を問わず、複製、改変、再配布など、あらゆる目的で自由に利用可能です。
クレジット表記も不要です。
※AI生成物の著作権の扱いは各国法令により異なります。