AIエージェント、アプリケーション、Worker、ワークフローを、 ユーザー自身が所有・運用できる形で構築・実行・配布するためのプラットフォーム。
takos は、コード管理、デプロイ、実行、ツール拡張、ワークフロー自動化をひとつの基盤に統合し、 そのすべてをユーザーが理解・追跡・改変できる状態に保つことを目指すソフトウェア基盤です。
既存の SaaS やプラットフォームが「便利だが中身が見えないもの」を提供するのに対し、 takos が提供するのは、自分で持ち、運用し、必要に応じて改変や移行もできる基盤です。
Warning
takos is under active development. APIs, repository layout, and specifications may change.
現代のソフトウェアプラットフォームは便利です。 しかし同時に、強い支配力を持っています。
- API の突然の有料化
- アルゴリズム変更による到達範囲の変化
- 規約変更による既存ユースケースの切り捨て
- 価格改定と移行コストによるロックイン
- 中身が見えないブラックボックス化
takos は、この構造に対して 「基盤そのものをユーザーが所有できる形にする」 という方向から取り組みます。
takos における所有は、単なる利用権ではありません。
- 何が動いているかを理解できる
- どのコードと設定から現状に至ったかを追跡できる
- 壊れたら自分で修正できる
- 以前の状態に戻せる
- 他の人に引き継げる
- 必要ならフォークして改変できる
- 別の環境へ移行できる
この条件が揃ってはじめて、ソフトウェアを「所有している」と言える。 takos はその前提で設計されています。
takos は、AI エージェント、アプリケーション、Worker、API サーバー、ワークフローを 同じ所有権モデルの上で構築・実行・配布できるようにします。
単なるホスティングではなく、以下を含む基盤です。
- 認証
- 環境変数 / シークレット管理
- リソース接続
- バージョン管理
- ロールバック
- デプロイ管理
takos は標準の Git Smart HTTP v2 を実装し、
通常の Git クライアントから clone / push / pull できます。
アプリ本体だけでなく、以下もリポジトリで管理します。
- Worker
- ツール
- 設定ファイル
- プロンプト
- ワークフロー
- AI が生成したコード
これにより、変更追跡、フォーク、再利用、可視化が可能になります。
リポジトリの root に .takos/app.yml を置くことで、
アプリケーションの install / update を簡単に行える設計です。
目指しているのは、 アプリストアのように導入できるのに、中身は閉じていない という体験です。
takos の AI エージェントは、チャットに返答するだけの存在ではありません。
- リポジトリを読む
- コードを書く
- 必要なツールを探す
- Worker を生成する
- リポジトリにコミットする
- デプロイする
- 新しいツールとして登録する
つまり、与えられた道具だけで働くのではなく、 必要なら道具そのものを作る ことができます。
エージェントの振る舞いはスキルとして構成されます。
- Official Skills プラットフォームが提供する標準スキル
- Custom Skills ユーザーがスペース単位で定義するスキル
ロケールや利用環境に応じて適切なスキルを有効化し、 使えるツールや行動パターンを制御します。
takos のエージェントは、独自の記憶機構 Memory Activation Graph を備えます。
特徴:
- ツール実行や観察から得た事実を記憶として蓄積
- 単なるベクトル近傍ではなく、意味的・文脈的な関係で構造化
- 現在のコンテキストに近い記憶を活性化
- 関連情報を連鎖的に参照
remembertool による探索的アクセス
これにより、単発の検索ではなく、 文脈を持った記憶の束 を使って推論できます。
takos.jp は takos のホステッド版のひとつにすぎません。
ユーザーは:
- そのまま hosted 版を使う
- 自前インフラで self-host する
- 別の運営者のインスタンスを使う
- フォークして独自要件に合わせる
ことができます。
takos の価値は「一つの正しい運営元」に依存せず、 選べることそのもの にあります。
ActivityPub や AT Protocol 系の分散型 SNS をホストし、 SNS をプラットフォーム依存ではなく自分で管理する。
アプリになっていない便利な OSS ライブラリを Worker 化し、 AI エージェントから使える tool にする。
coding agent としての takos を使い、 新規アプリケーションの実装、管理、公開まで繋げる。
部活、サークル、小規模店舗、地域コミュニティ向けの 専用アプリや予約・管理ツールをホストする。
AI 時代のサービス提供形態として、 Web UI だけでなく MCP ベースの機能提供を行う。
Browser / CLI / Git Client
|
takos-dispatch
|
+-------+--------+
| |
takos-web Tenant Workers
|
+--> Queues (run / index / workflow / deploy)
+--> Executor (AI agent)
+--> Runtime (Node.js sandbox / browser)
+--> Browser automation
|
+--> D1 / R2 / KV
- takos-dispatch ホスト名ルーティングを行うディスパッチ層
- takos-web コントロールプレーン、認証、管理 UI、API
- Tenant Workers ユーザーが構築・配布した実行単位
- Queues / Executor / Runtime エージェント実行、非同期処理、ワークフロー、デプロイ処理
- D1 / R2 / KV メタデータ、アーティファクト、キャッシュ、ルーティング補助
- TypeScript / Deno 2.x
- Rust (agent engine)
- Hono
- Drizzle ORM
- Cloudflare D1 / PostgreSQL / SQLite
- Cloudflare R2 / KV
- jose
- Zod
- OpenAI / Anthropic / Google / OpenAI-compatible providers
- MCP (Model Context Protocol)
- LangGraph
- Playwright (ブラウザ自動化)
- React
- Vite
- Tailwind CSS
- Jotai
- React Router
- Monaco Editor
- Cloudflare Workers / D1 / R2 / KV / Queues / Containers
- Docker Compose / Miniflare (ローカル開発)
- Terraform / Helm (セルフホスト)
- GitHub Actions
Note
参照実装では Cloudflare 系技術を強く活用していますが、 Miniflare + Docker による抽象化で AWS / GCP / Kubernetes / セルフホスト環境でも動作する設計です。
現時点で、takos では以下のような中核機能の試作が進んでいます。
- 認証
- スペース管理
- デプロイ制御を担うコントロールプレーン
- Web フロントエンド
- CLI
- Git Smart HTTP v2 ベースの Git ホスティング
- 複数 LLM プロバイダ対応の AI エージェント
- ツール実行機構
- 記憶機構
まだ OSS 公開に向けた整備途中ですが、 構想だけでなく、基盤となる主要機能はすでに試作されています。
takos は、単にコードを公開するだけのプロジェクトではありません。 本当に目指しているのは、 プラットフォームを一社が支配する構造そのものを超えること です。
ユーザーが作った Worker、アプリ、ツール、ワークフロー、プロンプト、設定は、 特定運営者の囲い込み資産ではなく、 ユーザー自身の資産として残り続けるべきだと考えています。
Note
公開向けのセットアップ手順やドキュメントは現在整備中です。 以下は現時点で動作する開発フローの概要です。
deno install -gA jsr:@takos/clirepo root では Deno task を使う。
deno task build:all
deno task test:all
deno task docs:dev
deno task dev:takos
deno task local:up
deno task local:smoketakos login # ブラウザで認証
takos whoami # 確認プロジェクトルートに .takos/app.yml を配置します。
name: my-app
version: 0.1.0
publish:
- name: primary-db
provider: takos
kind: sql
spec:
resource: primary-db
permission: write
compute:
web:
build:
fromWorkflow:
path: .takos/workflows/deploy.yml
job: bundle
artifact: web
artifactPath: dist/worker
consume:
- publication: primary-db
env:
endpoint: DATABASE_URL
apiKey: DATABASE_API_KEY
routes:
- target: web
path: /この例では Worker 1 つと provider-backed publication 1 つを宣言しています。接続情報
は consume で明示的に受け取ります。
takos deploy --env staging --space SPACE_ID # ステージング
takos deploy --env production --space SPACE_ID # 本番
takos deploy --plan --space SPACE_ID # 差分だけ確認takos apply と takos plan は legacy compatibility command として残っていますが、
current 推奨は takos deploy と takos deploy --plan です。
takos endpoint use prod # 接続先の切り替え
takos endpoint show # 現在の接続先を確認
takos logout # ログアウトpublic manifest では resources: や storage: を直接宣言しません。
Takos 側で管理するリソースは provider publication として公開し、必要な compute が
consume で endpoint / credential を受け取ります。
| kind | 用途 | outputs |
|---|---|---|
api |
Takos API token | endpoint, apiKey |
oauth-client |
OAuth client | clientId, clientSecret, issuer |
sql |
SQL データベース | endpoint, apiKey |
object-store |
オブジェクトストレージ | endpoint, apiKey |
key-value |
Key-Value ストア | endpoint, apiKey |
queue |
メッセージキュー | endpoint, apiKey |
vector-index |
ベクトル検索 | endpoint, apiKey |
analytics-engine |
アナリティクス | endpoint, apiKey |
アプリ固有の固定値は top-level env に書きます。publication 由来の値は
consumer 側の consume[].env alias で受け取ります。
env:
LOG_LEVEL: info
publish:
- name: primary-db
provider: takos
kind: sql
spec:
resource: primary-db
permission: write
compute:
web:
build:
fromWorkflow:
path: .takos/workflows/deploy.yml
job: bundle
artifact: web
artifactPath: dist/worker
consume:
- publication: primary-db
env:
endpoint: DATABASE_URL
apiKey: DATABASE_API_KEYname: my-app
compute:
web:
build:
fromWorkflow:
path: .takos/workflows/deploy.yml
job: bundle
artifact: web
artifactPath: dist/worker
consume:
- publication: browser
env:
url: BROWSER_MCP_URL
routes:
- target: web
path: /mcp
publish:
- name: browser
type: McpServer
path: /mcp
transport: streamable-httpWeb UI を作らなくても、AI エージェントから直接叩けるサービスを公開できます。
name: my-app
publish:
- name: oauth-client
provider: takos
kind: oauth-client
spec:
clientName: My App
redirectUris: [https://example.com/callback]
scopes: [threads:read, runs:write]
compute:
web:
build:
fromWorkflow:
path: .takos/workflows/deploy.yml
job: bundle
artifact: web
artifactPath: dist/worker
consume:
- publication: oauth-client
env:
clientId: OAUTH_CLIENT_ID
clientSecret: OAUTH_CLIENT_SECRET
issuer: OAUTH_ISSUER_URLファイルハンドラの公開は Apps / File Handlers を参照。
deno install
# テスト・品質
deno task test:all
deno task lint
deno task fmt
# 個別サービス開発
deno task dev:takos # control-plane
deno task dev:runtime # runtime
deno task dev:cli # CLI
# ドキュメント
deno task docs:dev # プレビュー (VitePress)
deno task docs:build
deno task docs:deploy # Cloudflare Pages へデプロイ
# ローカルスタック (Docker Compose)
cp .env.local.example .env.local
deno task local:up # 全サービス起動
deno task local:down # 停止- OSS 公開に向けたリポジトリ整備
- セットアップ手順と運用ドキュメントの整備
- CI / テスト / ライセンスの公開対応
- 独自仕様の安定化
- AI エージェントアーキテクチャの洗練
- セルフホストを前提とした UX の強化
- Store / manifest / tool distribution 体験の改善
Planned: AGPL-3.0-or-later